白岩工業株式会社

ホーム採用情報 > SHIRAIWA'S VOICE

採用情報

SHIRAIWA'S VOICE

SHIRAIWA'S VOICE vol.3

成田空港の開港準備時期から成田事業所に勤務して30年余りの西園寺さん。
長く働き続けられる理由や、若い世代に求めるものなどを語ってくれました。

30年以上も同じ職場に勤めることなんて、若い人にはまだ想像もできないことなんでしょうね。「長く続いてるよなぁ。なぜ毎日こんなに一生懸命、仕事に取り組めているのだろう?」と、自分でも思うことがあります。私がここで働き続ける理由、それは「世界一の航空照明、日本の表玄関である成田を守っている」という誇り。仕事の現場はいつも緊張感に包まれているのですが、うちのスタッフも皆、私と同じような大きな責任感と誇りの中で仕事をしているのだと思います。

成田事業所には、ビルや駐車場の情報設備などを管理する通信課、空調をはじめとした機械設備の保守管理などを行う三里塚課と新建設センター課、そして私の所属する航空照明課があります。航空照明課の仕事は、飛行場内に点在している航空灯火のすべてを管理することです。

白岩というと、大規模な土木・建築工事を行う企業というイメージがありますよね。けれども時には、成田事業所のような完成後のメンテナンス、長く安全に稼動させるためのサポートも、私たち白岩のフィールドになるのです。

私たちが日々管理している航空灯火には様々な種類があります。その中で、皆さんに一番わかりやすいものといえば、滑走路の誘導灯でしょうか。

まだ薄暗い早朝、徐々に日が暮れていく夕方から真っ暗になる夜にかけて、そして曇り空や霧などで視界の悪いとき…誘導灯がパイロットに最も認識されやすい状態で正常に点灯していなければ、どうなるか?私たちの仕事が、いかに深く航空機の安全な離着陸に関わっているか、想像していただけますよね。

成田空港の滑走路、誘導路内には、10000灯の標識灯があります。これを毎晩、航空機の離着陸がすべて終わった夜の11時半頃から、再び離着陸の準備が始まる朝の5時頃までの間に、ひとつも漏らすことなく点検するのが航空照明課の主な仕事。不具合がないかどうかのチェックは当然ですが、交換時期が来ているものを取り替え、汚れているものは正常に機能するよう整備します。

昼間の作業は、夜に交換で回収してきた標識灯を、次のスタンバイに備えて整備すること。平穏なときはこれだけなのですが、滑走路内で何か航空機の事故が起こった場合は、ただちに出動することになります。

例えば、年に2〜3回はあるタイヤのパンク事故。航空機が本来の軌道を逸脱して灯火を押しつぶしてしまうこともありますし、パンクの破片が灯火を覆って光を遮ってしまうケースもあります。これを1秒でも早く修復するために、航空照明課は総動員。私たちの作業が終了するまでは、上空で待機している航空機は降りてくることができません。時間がかかってしまうと航空機の燃料がもたないので、他の空港に着陸しなければいけない事態になってしまうこともあるのです。

私は管理職なので、毎夜行われているメンテナンス作業の現場に出かけることはありません。事故の修復作業については、皆の作業がスムーズに進むよう、指揮を執ることになります。

私の日常の仕事は、いつどの照明を誰が交換するかというスケジュールを作り、それが順調に実行されているかをチェックすること。これが意外と時間がかかり、他の人にはなかなかできない作業。灯火のすべてを熟知していて、航空照明課の一人ひとりのスキルや空港との契約など、様々なことがわかっていないとベストなスケジュール管理ができないのです。

現在私が行っているスケジュール製作や管理。実はこれらを、そろそろ後進に任せたいと思っています。そして、作業工程の見直しをしたいというのが今の課題。照明の技術は日々進化しており、特に成田は世界最先端の技術をいち早く導入するので、これに常に応えていく体制を整えなければいけないからです。

私は、成田開港の直前からこの仕事に携わり、成田空港の歴史を照明管理という立場から見続けてきました。そして、現在の灯火の開発や管理システムの構築にも関わってきました。何年か前に世界中の大空港を視察したのですが、成田ほど素晴らしい照明およびその管理をしているところはありません。実際、日本をはじめ世界中の主要空港が、成田の照明をお手本にしているのです。

照明管理にもいろいろな場所がありますが、最先端の技術に常に触れることができ、やりがいや責任を持ちたいなら、ここは最高の場所だと思いますよ。

航空機の安全を守るためには、一つひとつの灯火に対する深い知識や保守点検者としての高い技術が必要になります。何も最初からすべてを新人に望んでいるわけではありません。仕事のステップアップに必要な資格などは、会社に入ってから習得できるシステムになっていますし、勉強会や研修会などもかなり充実したものだと自負しています。

ここで自分のスキルを磨き、やがて世界屈指の成田空港を支える人になる。そんな向上心や責任感を持てる人なら、ぜひ私たちの仲間になってほしいですね。
若い世代が少しでも働きやすい体制を。また、毎夜の作業はもちろん、緊急時に一丸となって取り組めるよう、良好なコミュニケーションづくりを。管理職として私も、努力していきます。

取材日:2009年6月17日